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岡田兵吾さんの必読最新刊「人生の「岐路」に立つあなたへ」

今回は、以前シンガポールで対談させていただいた岡田兵吾さん最新刊(人生の「岐路」に立つあなたへ グローバルキャリアが教えてくれた10の道標)についてのご案内です。

人生の「岐路」に立つあなたへ グローバルキャリアが教えてくれた10の道標

書いてあることは、彼がこれまで経験してきたこと、それを通じて読者へ訴えたい熱いメッセージが中心となっており、私自身も改めて強く感銘を受け、皆様へもぜひご一読いただきたいものです。しかも私が掲げる3つのナゾと非常に関係の深いものばかりだとつくづく感じます。ですので、ここではエラそうな書評というよりは、私自身が個人的に感じたことを中心にまとめてみたいと思います。

キーワードは、YOLO(You Only Live Once; 人生は一度きり)です。一度きりの自分自身の人生をどのように過ごすかは、他ならぬ自分自身が自身の価値観と判断に基づいて決定するということです。分かってはいるが、なかなか思い切った判断に踏み切れないとお感じの方、そのようなご経験をお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。私も日本人の一人として、何となく自分だけだと思い切った行動に踏み切れない、周囲の目が気になる、そのようなことをしなくても安定した生き方がある、自分にはそのような能力がない、、、などなどさまざまな理由が思い当たります。

よく言われることでもあると思うのですが、世界の中でもとりわけ日本は安定した社会を構成しているということになっています。安定した社会基盤があるため、あえて冒険しなくても幸せな生活を送ることができるという考え方もあると思います。しかし、本書の中でも触れられていますが、幸福度を各国と比べると日本は極めて低い位置にあるわけです。果たしてこのままで良いのだろうか、どうすれば日本国民は幸せになれるのだろうか、といった疑問を私は感じざるを得ません。さらには、AIやインターネットなどのテクノロジーが高度化し、それに連動してビジネス自体もグローバル化している中、これからも同じように日本は安定した社会を維持できるのでしょうか?

本書では、これからキャリアを築いていく人たちへ以下の10の選択肢を提示しています。構成もA(前半部分)とB(後半部分)のどちらが良いのかという観点でそれぞれの長短についてご自身のご経験を基に解説されています。

  1. 安定したキャリア構築か、未知への挑戦か。
  2. 弱さを隠すか、さらけ出すか。
  3. 沈黙で安全か、発言で存在感か。
  4. 完璧な計画か、動きながら修正か。
  5. 他人の評価か、自分の納得か。
  6. 変化に慎重になるか、変化を楽しむか。
  7. 若いうちに学ぶか、生涯学び続けるか。
  8. すべてに応えるか、大切なことに集中か。
  9. 他人と競争か、自分の成長に集中か。
  10. 会社に人生を任せるか、自分で人生をデザインするか。

お分かりと思いますが、A(前半部分)が大多数の日本人が取りがちな行動、そしてB(後半部分)が勇気が要るが発展・幸福が期待できる行動という構成になっており、筆者はBの行動を推奨している訳です。つまり、多くの日本人が常にAの行動を取っているからこそ幸福度が向上しない結果になっているのではないかという疑問を呈していると理解できます。

もちろん、10項目すべてA型の意思決定を改めてすべてB型に変更しなさいと提言している訳ではありません。各人の置かれている状況や目標はさまざまな訳ですから、本当はB型の行動をしたいのだけれどもA型にならざるを得ないとお感じの場合、本書に書いてある内容を参考にしてみてくださいと言いたいのだと思います。

このように本書は人生の岐路に立っている方々へ向けたメッセージとなっていますが、日本社会全体を見た場合、B型の行動を取るべきなのにA型の行動に甘んじる結果になっている、そのような若手–日本の将来を担う方々–が大多数だとすると、日本全体の発展・成長を阻害している(有望な若手の能力を台無しにしている)ような気がしてならないのです。そしてこの点はまさに、本ブログのテーマである私がナゾと感じる日本企業に潜む大問題と直結していると私は確信しています。

私自身もこのナゾ解明の調査を続けて参りますし、岡田兵吾さんのご活躍も引き続き注目していきたいと思います。

ご感想・ご質問・ご要望など大歓迎ですので、ぜひコメントをお寄せください。ご一読いただきありがとうございました。

 

 

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