第一のナゾの究明にあたり、以下のような仮説を持っています。
- この仮説の妥当性について、おそらく多くの方が感覚的には同意するであろうが、なぜ?あるいはどの程度?と言った論理的な根拠を見出すのは簡単ではないだろう。
- 単に社内の相対的な情報システム部門の位置付けをアンケートなどの量的調査を施したとしても有意義な結果は出てこないだろう。
- そもそも、情報システム部門の相対的なプレゼンスの低さを問題視すること自体が看過されているかもしれない。
それから、前稿でも触れましたが、情報システム出身の経営陣が少ない点もその理由や原因を突き止めておきたいところです。ずいぶん前のどこかの記事で、日本に詳しい米国のビジネス・スクールの教授が「日本の情報システム部員のキャリアパスは、アウトソーシング管理部長になることか?」と指摘していたのを思い出しました。あるいはメンバーシップ型の企業の場合は情報システム部門以外に異動になるケースもあると思います。しかし昨今は中途採用を含め、いわゆるジョブ型の雇用を推進している企業も増えてきていると思います。そのような企業の場合、どのようなJob Description(職務記述書)とキャリアパスを用意しているのでしょうか?
こういった観点であれば量的なリサーチが可能と思います。すなわち、
- 経営陣における情報システム出身者の割合
- メンバーシップ型企業とジョブ型採用の企業の割合
- 情報システム部員のキャリアパスや動機付けの内容
- 定年退職を迎える情報システム所属の従業員の割合
と言った切り口からの調査です。これと、実際のビジネスの成長度合いとの相関関係も突き止めていきたいと考えています。
このような調査を実施していきたい訳ですが、ご意見やご要望ございましたら、コメントあるいはお問い合わせフォームからのご連絡をお願いいたします。
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